こんばんは。ともどらです。
本日は「後悔しない間取りの知恵袋」シリーズの第3弾!
本日のお題は・・・、
「収納は入れる物を明確にイメージして設計するべし」
はい!みんな大好き「収納」のお話です😊
内容はごくごく当たり前の事から、
「なるほど( ゚Д゚)!」と思えるものまでご紹介しますので、
是非収納が大好きなそこのあなた様は、覗いていってくださいな🎶
へぇ~収納なんてあればあるだけ良いものだと思ってた!
間違いではないけど、しっかりと考えて設計したらもっと使いやすくなるで!
まずは収納したいものを手当たり次第挙げてみて、
それをカテゴリー別に分類してみましょう。
①キッチンで使うもの系
(食品や調味料のストック、ごみ袋などキッチン用品、エプロンetc…)
②リビングで使うもの系
(共有の文具系、手紙や書類、DVDやゲームetc…)
③外で使うもの系
(ベビーカー、スポーツ用品、スコップや土など家庭菜園グッズetc…)
④季節もの系
(ストーブ、扇風機、ファンヒーターetc…)
⑤洗面脱衣所で使うもの系
(タオル、洗剤など洗濯用品、歯磨き粉など洗面用品etc…)
⑥浴室で使うもの系
(バスタオル、浴室清掃グッズ、シャンプーのストックなど浴室用品etc…)
⑦トイレで使うもの系
(トイレットペーパーのストック、トイレ清掃用品、芳香剤etc…)
⑧個人で使うもの系
(衣類、帽子など装飾品、個別の趣味に関するグッズetc…)
こんな所でしょうか??
大多数のものはこの中のどれかに分類できるかと思います。
ではそれぞれに対し、どのような観点を見ていけば良いかを考えていきましょう。
チェック項目その1 「位置」
収納の位置は生活動線を考える上で、非常に重要な項目です。
当たり前ですが、
①キッチンで使うもの系であればキッチンの近くに、
②リビングで使うもの系であればリビングの近くに、
しっかりと心掛けて設置するようにしましょう。
ちなみに、
①キッチンで使うもの系を入れる収納を「パントリー収納」、
③外で使うもの系をいれる収納を「土間収納」や「SCL(シューズクローク)」、
などと呼んだりするので、おまけ程度に覚えておくと良いでしょう。
注意点として、
「収納すべき場所は各ご家庭ごとの生活スタイルによって変わってくる」
という事です。
例えば、⑧個人で使うもの系の中の衣類、
これはご家庭ごとの生活スタイルによって、収納すべき場所が変わってきます。
一般的には、使用する人の個人クローゼットへそれぞれ収納すると思いますが、
例えば「下着=入浴後に着衣するもの」と考えて、
各部屋のクローゼットではなく、洗面脱衣所に収納するという選択であったり、
「アウター=出かける際に着衣するもの」と考えて、
各部屋のクローゼットではなく、玄関やリビング付近にFCL(ファミリークローゼット)という、
家族全員が共有で利用する衣装部屋を設け、
そこに収納するという選択も、大いにありなのではないでしょうか?
他にも、例えば2階建てのお家で、
ご家庭によっては1階にも2階にもあるものってありますよね⁉
例えば掃除機とか、扇風機とか、ストーブとか、ファンヒーターとか…。
(考えてみると沢山ありますね💦汗)
こういった場合、1階だけにある場合と、1階にも2階にもある場合では、
収納すべき場所が変わってくる事がお分かり頂けると思います。
チェック項目その2 「奥行」
次に収納の奥行。
何を収納したいかによって、必要な奥行(適正な奥行)は変わってきます。
例えば、
①キッチンで使うもの系
②リビングで使うもの系
⑤洗面脱衣所で使うもの系
⑥浴室で使うもの系
⑦トイレで使うもの系
などは、細々したものが多いので、奥行は浅めがおススメです。
ちなみにこういったケースの場合で、
いつも私がお客様へおススメしているプランは、
「柱芯~柱芯で500(有効奥行≒370)の空間に奥行300の棚を設置する」
といったプランをおススメしております。
ちなみにこの棚、「可動棚」がおススメです。
可動棚とは、「いつでも高さを自由に設定できる棚」です。
可動棚は、下地(ビスを打ってもしっかりと固定されるようにする予めの仕込み)さえ打ってあれば、
ご自身でもDIYで簡単に取り付けられます。
こんな事を書くと、勤務している会社には怒られてしまいますが、
ハウスメーカーに頼むと高いので、自分で設置する事をおススメします。
ちなみに私が勤務している某大手ハウスメーカーでは、
「南海プライウッドのアートランバーシリーズ」
をメインにお客様へご提案しており、設置費込みで約5万円(税込)頂いておりますが、
ご自身で楽天で買えば、16,500円(税込)と、かなりお値打ちに購入できます。
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私も自宅で使っていますが、とても頑丈で使いやすく、おススメですよ🎶
チェック項目その3 「幅」
次に収納の幅。
これは、単に「収納する物の大きさ」も考慮しなければいけないのは勿論ですが、
収納するものがどれくらいの量あるか、いわゆる物量によって、
必要な幅は大きく変わってくると思います。
例えば、衣類を収納するクローゼットが一番分かりやすいかと思います。
衣類を収納するクローゼットの場合、一般的に、
「ハンガーパイプの長さ÷3=収納する衣類の数(ハンガーの数)の適正量」
と言われています。
※これは衣類一枚(ハンガー一つ)あたりの平均的な厚みが3cmとして計算したものですので、
アウターなど厚みのある衣類が多い少ないによって、ご調整頂けると幸いです。
つまり、例えば「50着の衣類を収納したい」という目的がある場合には、
3×50で150cmのハンガーパイプが必要という事になります。
その収納にどれだけの量を収納したいか、
ストック品の収納であれば、どれくらいの量を常備しておくのか、
しっかりと計画性を持って計画するようにしましょう。
チェック項目その4 「誰が使うか」
最後は意外と見落としがちな「誰が使うか」という観点です。
事例として私がパッと思い浮かんだのがパントリー収納です。
私の自宅を例に出させて頂くと、
我が家はお菓子が大好き一家でして、各個人別のお菓子ボックスがあります。
(以前、〇〇のお菓子を〇〇が勝手に食べた!と大喧嘩が勃発した為です。笑)
まぁそんな事はどうでも良いのですが、
私がお伝えしたいのは、
「皆が利用するお菓子がどこに収納されているか」という事です。
我が家ではお菓子ボックスはパントリー収納にあり、
そのパントリー収納はリビングから非常にアクセスが良い所にあるという事です。
一般的に、パントリー収納は料理を担当する人しか使わないものであり、
対面キッチン背面の一番奥(窓側)にあったりします。
ただ我が家のように、「家族全員が利用する」場合、それでは不便であり、
またキッチン背面との距離を狭めに設定している場合では、
例えば奥様がお料理をしている(キッチンに立っている)時にお菓子を取りに行きたい場合、
ご主人「ちょっと後ろ失礼しまーす💦]
奥様「もう!邪魔ね!」
などという事にもなりかねないでしょう。笑
まぁこれは我が家での特殊な事情かもしれませんが、
こういった事例があなた様のお家にはないか、是非一度考えてみて下さい。
総括
いかがでしたか?
収納も意外と奥が深い事がお分かり頂けたかと思います。
「収納=多ければ多いほど良い」というのは間違いではありませんが、
当記事でご案内させて頂いた事を意識して頂ければ、
更により良い収納ライフがお送り頂けるのではと思います。
是非、あなた様の理想のお家づくりに少しでもお役に立てたのであれば幸いです。
本日も最後までお読みいただき、ありがとうございました。
P.S
とはいえ、素人の方が収納の設計をするというのも難しい部分もあるかとは思いますので、
そういった時は、
「タウンライフの一括間取り作成サービス」
がおススメです。
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